MANIFESTO / VERSION 1.0
生き続けることを、
文明の意思にする。
禁断の果実計画は、老化死を当然の運命として受け入れる文化を問い直し、人類が生存可能性を放棄しないための思想・科学・制度・文化を構想します。
私たちは、死を約束された完成とはみなさない。
死を美化する物語が苦痛を和らげてきた歴史は否定しません。しかし、その物語を理由に、回避できるかもしれない老化や疾病への研究を止める必要もありません。自然に存在することと、守るべきことであることは同じではありません。
永遠の保証ではなく、放棄しない意思を求める。
人は永遠に生きられると断言する必要はない。しかし、人は永遠に生き続けようとしなければならない。
これは不可能を断言する信仰ではなく、生命を守れる可能性が残る限り、その可能性を意図的に捨てないという実践的な命題です。
老化を、研究と治療の対象として扱う。
AI生命科学、老化研究、再生医療、臓器再生、脳保存、意識継続、人間と機械の融合を、互いに孤立した夢ではなく、生存の可能性を広げる研究群として接続します。成果へのアクセスは富や出身だけで決まるべきではありません。
未来が終わらない前提で、約束を設計する。
自分の死後に責任が消えることを前提とした制度から、遠い未来の他者と文明にも説明できる制度へ。個人、企業、国家、AIの信用を、未来を使い捨てにしない姿勢によっても評価します。
信仰を敵とせず、生命を守る言葉へ翻訳する。
生死の最終決定権を神に置く立場と、生命を守る努力は両立し得ます。治療によって神の判断を奪うのではなく、人間が死を先取りせず、利用可能な正当な手段を尽くすという対話を行います。
生存の名による全体主義を拒否する。
長寿研究への異議、宗教的死生観、治療拒否を犯罪化してはなりません。個人の尊厳、身体への同意、思想と信仰の自由、研究倫理、権力分立、治療を拒否する権利は、計画の障害ではなく成立条件です。