GohoTokenとは何か
非譲渡トークンで、コンテンツとミームコインを連続化する販売プロトコル
GohoTokenは、コンテンツ販売とミームコインを別々の仕組みに分けず、返金価値と利用価値の配分として設計する販売プロトコルです。
目次
GohoTokenは、販売ごとに発行される非譲渡トークンを、公式Vendingから購入し、必要に応じて公式Vendingへバーン返金できるトークン販売プロトコルです。
一般的な暗号資産のように、ユーザー同士で送金したり、DEXで交換したりすることはできません。その一方で、単なる会員証や購入証明とも異なり、総発行量に応じて価格が変化するボンディングカーブと、現在の供給量に基づくバーン返金機能を持たせられます。そのため、同じ仕組みから次の三つを作れます。
| 分類 | 標準的なバーン返金率 | 中心となる価値 |
|---|---|---|
| コンテンツ型 | 0% | コンテンツや機能へのアクセス |
| コンテンツミーム型 | 50% | コンテンツへのアクセスと、保有・価格変動の両方 |
| ミーム型 | 99.5% | ミーム、コミュニティ、価格曲線、保有体験 |
この三分類は、別々のシステムではありません。バーン返金率という一つの設定を変えることで、コンテンツ販売からミームコインまでを連続的に変化させるのがGohoTokenの基本構造です。
GohoTokenは一つの共通通貨ではない
GohoTokenは、すべてのサービスで共通して使う一枚の通貨ではありません。一つの販売を作成するたびに、その販売専用のVendingと非譲渡トークンが作成されます。構造は Factory → Vending → Token の三層です。
Factoryは、新しい販売を作成するための工場です。Vendingはその販売における購入、価格計算、準備金管理、収益分配、バーン返金を担当し、Tokenは購入者の残高、アクセス資格、有効期限などを記録します。
つまり、ミームA、漫画B、サービスCをGohoTokenで販売する場合、それぞれが別のTokenと別のVendingを持ちます。すべてが同じGOHOトークンを共有するわけではありません。
販売しているのはコンテンツではなくトークン
GohoTokenで直接販売されるものは、動画、漫画、記事、AIモデルなどのコンテンツ本体ではなく、販売ごとに作成された非譲渡トークンです。コンテンツやサービスは、そのトークンの保有を条件として、別のウェブサイトやアプリケーションから提供されます。
たとえば、購入者が対象Tokenを一定数量以上保有している場合だけ、次のものを利用可能にできます。
- 有料記事や動画
- 漫画、音楽、ゲーム素材
- ダウンロード商品
- 会員限定ページ
- オンラインコミュニティ
- AIモデルやAIエージェント
- データセットや研究資料
- ソフトウェアの永続ライセンス
- 将来追加されるコンテンツ
- 限定商品の購入資格
- 初期メンバー資格や支援者資格
Tokenはコンテンツそのものではなく、コンテンツや権利に接続するための鍵です。したがって、GohoToken単体はコンテンツ保管サービスではありません。コンテンツの保存、検査、閲覧、ダウンロード、削除などは、外部サービスが担当します。
非譲渡であることの意味
GohoTokenで発行されるTokenは、ERC-20に似た残高を持ちますが、通常のERC-20とは異なります。利用者による次の操作はできません。
- `transfer`
- `transferFrom`
- `approve`
- DEXでの交換
- ユーザー間の売買
- 外部マーケットへの出品
購入者がTokenを取得する方法は、公式Vendingから購入することだけです。手放す方法も、対応する公式Vendingへ返してバーンすることだけです。したがって、GohoTokenには一般的な暗号資産のような二次流通市場がなく、買い手と売り手が直接取引する注文板も、流動性プールも必要ありません。
Tokenの残高が変化する主要な経路は二つあります。購入時にVendingがTokenをミントし、バーン返金時にVendingがTokenをバーンします。この構造によって、購入者とTokenの関係を維持しながら、価格曲線と返金機能を実現します。
ボンディングカーブによる価格決定
GohoTokenの購入価格は、固定価格だけでなく、総発行量に応じて変化させられます。これがボンディングカーブです。たとえば、価格が供給量に応じて上昇する線形カーブでは、購入者が増えて総発行量が増えるほど、次のTokenの価格が高くなります。反対に、Tokenがバーンされて総発行量が減ると、カーブ上の価格も下がります。
重要なのは、バーン返金額が「その人が過去に支払った金額」を基準に決まるわけではないことです。返金額は、概念的には次の要素から計算されます。
- 現在の総発行量
- バーンするToken数量
- 対象となるカーブ区間の価格
- 販売に設定されたバーン返金率
コード上では、対象となる供給区間のボンディングカーブ積分に、バーン返金率を掛けて返金額を算出します。そのため、購入後にほかの利用者がTokenを購入して供給量が増えれば、同じ数量のTokenでもバーン返金額が上昇する可能性があります。反対に、ほかの保有者が先にバーン返金して供給量が減れば、返金額が低下する可能性もあります。
つまり、GohoTokenのバーン返金は、購入時の代金をそのまま取り消す一般的な返品ではありません。現在の供給量と価格曲線に基づいてTokenをバーンし、Vendingから決済資産を受け取るプロトコル上の償還処理です。
バーン返金率とスプレッド
GohoTokenでは、販売ごとにバーン返金率を設定します。コード上では、1万分率の`bps`で表現されます。
- 0 bps:0%
- 5,000 bps:50%
- 9,500 bps:95%
- 9,950 bps:99.5%
購入額のうち、バーン返金に対応する部分はVendingの返金準備金へ積み立てられ、返金されない部分がスプレッドになります。計算関係は次のとおりです。
スプレッド率 = 100% − バーン返金率
たとえば、購入額が10,000で、バーン返金率が50%なら、購入時点では概念的に次のように分かれます。
- 5,000相当:バーン返金準備金
- 5,000相当:非返金スプレッド
ただし、将来必ず5,000が返ってくるという意味ではありません。実際の返金額は、バーン時点の供給量とボンディングカーブから再計算されます。
非返金スプレッドは、販売設定に従って次のように配分されます。
- プロトコル手数料
- 有効な紹介者がいる場合のアフィリエイト報酬
- コンテンツ提供者や収益受取先への残余収益
これらは原則として購入額へ追加される別料金ではなく、購入額の内部で配分されます。プロトコル手数料も固定額ではなく、スプレッドに応じて自動的に計算されます。
コンテンツ型
Tokenを有料コンテンツの鍵として使う
コンテンツ型では、バーン返金率を0%に設定します。購入者は公式VendingからTokenを購入し、そのTokenを保有することでコンテンツや機能へアクセスします。バーン返金率が0%であるため、購入後にTokenをVendingへ返して決済資産を受け取ることはできません。
これは、一般的な有料コンテンツ販売に最も近い形式です。購入額の大部分は、プロトコル手数料やアフィリエイト報酬を除き、コンテンツ側の収益になります。返金準備金を積み立てる必要がないため、一回の販売から得られる収益も大きくなります。
コンテンツ型に向いているものには、次のような例があります。
- 一度閲覧すれば価値を受け取れる記事や動画
- ダウンロード可能な画像、漫画、音楽
- ゲーム素材やソフトウェア
- 電子書籍
- 買い切り型のデータセット
- 永続ライセンス
- 一回限りの教材
- 完成済みのデジタル商品
コンテンツ型であっても、価格を固定する必要はありません。ボンディングカーブを設定すれば、最初の購入者には安く販売し、購入者が増えるにつれて価格を上げることもできます。つまりGohoTokenは、単なる固定価格のコンテンツ決済ではなく、供給量に応じて価格が変化する非譲渡コンテンツトークンを作れます。
ミーム型
DEXを使わない非譲渡ミームコイン
ミーム型では、バーン返金率を高く設定します。現行の設計では最大9,950 bps、すなわち99.5%です。購入額の99.5%に対応する部分が返金準備金へ入り、残りの0.5%がスプレッドになります。
ミーム型では、必ずしも外部コンテンツを用意する必要はありません。Tokenそのものが、次の要素を持つミームになります。
- 名前
- シンボル
- ロゴ
- キャラクター
- 物語
- コミュニティ
- 総発行量
- 現在価格
- 価格チャート
- 保有数量
- 初期参加者としての資格
- 保有者ランキング
購入者はVendingからTokenを購入します。購入によって供給量が増え、設定されたカーブに従って価格が変化します。Tokenを手放すときは、ほかの利用者へ売るのではなく、公式Vendingへ戻してバーン返金します。
したがって、GohoTokenのミーム型は通常のミームコインと似た価格体験を持ちながら、次の点が異なります。
| 一般的なミームコイン | GohoTokenのミーム型 |
|---|---|
| ユーザー間で譲渡できる | ユーザー間では譲渡できない |
| DEXや取引所で売買する | 公式Vendingだけで購入・バーン返金する |
| 市場参加者の注文で価格が決まる | ボンディングカーブと供給量で価格が決まる |
| 流動性プールが必要になる場合がある | Vendingの返金準備金で処理する |
| Tokenが別のウォレットへ移る | 返却されたTokenはバーンされる |
| 外部市場ごとに価格差が生じる | 一つのVendingが統一価格を提示する |
ミーム型は、価格変動を排除したアクセス権ではありません。需要によって供給量が増えれば、先に購入した保有者のバーン返金額が購入額を上回る可能性があります。反対に、供給量が減れば返金額が下がる可能性もあります。
この価格変動性こそが、GohoTokenを単なるSBTや会員証ではなく、ミームコインとしても機能させる要素です。ただし、自由な送金、DEX売買、決済利用、流動性プールは存在しません。GohoTokenのミーム型は、より正確には、公式カーブ上でのみ購入とバーン返金ができる非譲渡ミームトークンです。
コンテンツミーム型
コンテンツを消費するだけでなく、保有する
コンテンツミームは、コンテンツ型とミーム型の中間です。標準的な設定では、バーン返金率を5,000 bps、すなわち50%にします。購入者がTokenを購入すると、次の二つを同時に得ます。
- コンテンツやサービスへのアクセス
- ボンディングカーブ上のToken保有
購入額の約半分は返金準備金へ入り、残りの約半分がスプレッドになります。これによって、コンテンツ提供側は販売時点で一定の収益を得ながら、購入者側にもTokenを将来バーン返金できる余地が残ります。
コンテンツミームは、単に「ミームコインを買うと、おまけでコンテンツが付いてくる」仕組みではなく、その反対に「有料コンテンツを購入すると、無意味なTokenが付属する」仕組みでもありません。コンテンツの価値とTokenの需要を一体化させることが、その中心にあります。
コンテンツが評価され、参加者が増えるとTokenの供給量が増えます。供給量が増えると価格曲線上の価格も変化するため、コンテンツの人気、コミュニティの拡大、将来への期待が、Tokenの保有状況や価格チャートとして可視化されます。
購入者はコンテンツの消費者であると同時に、そのコンテンツの保有者、初期参加者、支援者になります。
コンテンツミームに向いているもの
コンテンツミームは、購入直後にすべての価値を受け取って終わる商品よりも、継続的に価値が追加されるコンテンツに向いています。たとえば次のようなものです。
連載コンテンツ
漫画、小説、動画シリーズなどを継続的に追加し、Token保有者が新しい作品へアクセスできるようにします。作品が成長し、読者が増えるほどTokenの需要も増えます。
会員制コミュニティ
Token保有者だけが参加できるコミュニティを作り、限定投稿、議論、投票、先行公開などを提供します。Tokenをすべてバーンし、必要残高を下回った場合はアクセス資格を失います。
AIエージェントやAIモデル
Token保有者だけが、特定のAIエージェント、モデル、生成機能、将来のアップデートへアクセスできるようにします。一回ごとのAPI課金にはx402が向いていますが、長期アクセス権、会員資格、永続ライセンスにはGohoTokenが向いています。
ゲームや仮想世界
Token保有者へ、ゲームへのアクセス、限定エリア、初期メンバー資格、将来追加される機能などを提供します。ゲームの成長そのものがTokenのミーム性につながります。
継続型のクリエイタープロジェクト
完成済みの商品一つではなく、今後作られる作品全体へアクセスできるTokenを販売します。購入者は現在のコンテンツだけでなく、クリエイターやプロジェクトの将来へ参加します。
コンテンツミームは「人気」を価格に接続する
従来の有料コンテンツでは、販売数が増えても、既存購入者の購入記録には変化がありません。1人目の購入者も、1万人目の購入者も、同じ購入履歴を持つだけです。
コンテンツミームでは、販売数が増えるとTokenの総供給量が増え、総供給量が増えるとボンディングカーブ上の価格も変化します。そのため、初期購入者であることが、単なる購入日時ではなく、価格曲線上の位置として表現されます。これは、コンテンツを次のような対象へ変化させます。
見て終わる商品から、保有し、参加し、拡散し、成長を観測する対象へ。
コンテンツミームでは、購入者の関心はコンテンツの中身だけに向けられるとは限りません。
- 何人が参加しているか
- 現在価格はいくらか
- 自分はどの段階で参加したか
- どのくらい保有しているか
- 新しいコンテンツが追加されるか
- コミュニティが成長しているか
こうした情報も、コンテンツ体験の一部になります。
アフィリエイトとミームの拡散
GohoTokenでは、購入時に紹介者を指定できます。有効な紹介者が設定されている場合、購入額の非返金スプレッドからアフィリエイト報酬が配分されます。紹介者ごとに別のTokenや別の販売を作る必要はなく、同じVendingと同じTokenを使いながら、購入ごとに紹介者を記録できます。
これはコンテンツ型にも利用できますが、特にコンテンツミーム型とミーム型との相性が強い機能です。ミームは、単に存在するだけでは拡散しません。それを他人へ伝え、参加者を増やす人が必要であり、GohoTokenではその拡散行為をアフィリエイト報酬へ接続できます。
したがって、コンテンツミームは次の循環を作れます。
コンテンツが作られる → Tokenが購入される → 購入者がコンテンツへアクセスする → 紹介者が拡散する → 新しい購入者が参加する → 供給量と価格が変化する → プロジェクトの注目度が可視化される → さらにコンテンツが追加される
コンテンツミームで注意すべき問題
コンテンツミームには、コンテンツを利用した後でTokenをバーン返金できるという性質があります。たとえば、購入者がダウンロード商品を取得し、その直後にTokenをバーン返金した場合、コンテンツのコピーは購入者の端末に残ります。
そのため、取り消すことのできないコンテンツと高いバーン返金率を組み合わせると、次の行動が可能になります。
購入する → コンテンツを取得する → Tokenをバーン返金する → コンテンツだけを保持し続ける
この問題を避けるには、コンテンツの性質に応じて設計を変える必要があります。完成済みのダウンロード商品には、0%返金のコンテンツ型が適しています。継続的な会員資格、将来追加されるコンテンツ、コミュニティ、サービスなど、Tokenを保有し続けなければ価値を受け取り続けられないものには、コンテンツミーム型が向いています。
また、Tokenを一部だけバーンした場合も、必要保有量を下回った時点でアクセスを停止するなど、Token残高とアクセス条件を一致させる必要があります。
GohoTokenの本質
GohoTokenの本質は、単にTokenを譲渡不能にしたことではありません。非譲渡Token、トークンゲート、ボンディングカーブ、返金準備金、バーン返金、アフィリエイトを一つの販売単位に統合したことにあります。
コンテンツ販売とミームコインは、これまで別の市場として扱われてきました。コンテンツは購入して消費するもの、ミームコインは購入して保有し、価格やコミュニティへ参加するものです。GohoTokenは、その二つの間にバーン返金率という連続的な軸を置きます。
- バーン返金率が0%なら、コンテンツ型になる
- バーン返金率が中程度なら、コンテンツミーム型になる
- バーン返金率が99.5%に近づけば、ミーム型になる
つまりGohoTokenは、コンテンツとミームコインを別々のものとして扱いません。すべてを「非譲渡Tokenの保有に、どの程度の利用価値と返金価値を持たせるか」という同じ設計空間で扱います。
コンテンツを買う。Tokenを保有する。プロジェクトへ参加する。価格の変化を見る。ほかの人へ紹介する。必要がなくなれば公式Vendingへ戻してバーンする。この一連の体験を、一つのプロトコルで実現するのがGohoTokenです。
利用前に確認すべきこと
本稿はGohoTokenの仕組みを説明するものであり、Tokenの購入推奨、利益保証、元本保証を行うものではありません。バーン返金額は購入時の支払額ではなく、売却時点の供給量、価格曲線、返金率などから計算されるため、購入額を下回ることがあります。利用時は、対象販売の価格式、決済資産、返金率、手数料、アクセス条件を個別に確認してください。